今月の特集
2018.4「春の健康診断のお知らせ…その2」
この時期は狂犬病の集団予防注射の季節ですが、最近は集団注射が少なくなってきているようですね。その影響か、集団接種していた子達が病院で接種するようになってきています。その狂犬病予防接種と同時に行えるのが健康診断です。
今回は健康診断で行う検査についてお話をしていきます。
1.血液検査
一般的によく行われる検査だと思います。普段はなかなか採血をしないと思います。動物の体の状態を把握するために年に1度採血を行ってみてはいかがでしょうか?検査内容は動物の年齢によって変更しても良いと思います。動物病院で話をしてみると良いと思います。
2.尿検査
血液検査ではわからない泌尿器の病気をメインに検査を行うことが可能です。採尿するには少し手間がかかるかと思いますが、膀胱炎や尿石症、更に肝臓疾患などもわかることがあります。何気に毎日排泄される尿を詳しく調べてみてはいかがでしょうか?
3.便検査
動物病院では下痢や軟便になると一般的に行う検査だと思います。やはりこの検査も病気にならないと行わないように思います。
良便であっても稀に寄生虫の卵や原虫がいたりします。便は比較的採材できるので病院に持参しやすいかと思います。血液検査や他の検査と一緒に行うことも良いと思います。
以上の3つの検査は比較的行いやすい検査だと思います。動物の体調や年齢に合わせて検査を選んで行っても良いと思います。もちろん更にレントゲンやエコー検査なども行うことも可能かと思います。検査内容は主治医の先生に質問をして自分の子供たちに合わせた検査を行うことをお勧めします。