今月の特集
2018.2「鍼灸治療を始めました…その4」
鍼灸治療を始めて西洋獣医学とは異なる目線で診察、治療を行うことも増えてきました。例えば、椎間板ヘルニアの診断を受けて他院で診察、治療をした動物が来院しました。その子は飲み薬で副作用が出てしまい西洋獣医学では治療が困難と言われました。そこで当院で飲み薬の代わりに治療を鍼灸で行い改善した子がいます。その子は症状が改善し今も継続的に鍼灸治療を行っています。
私自身、鍼灸治療を勉強する前は治療困難な病気の子が来院された際に他の治療方法が無く大変苦労したことが幾つもあったのですが、鍼灸治療を行えるようになってから治療の選択肢が増えて、動物にもその家族にも負担を減らし、安心が少しでも得られるようになったのではと思っています。
病気の種類にもよりますが、内服薬を飲ませると副作用が出てしまう、痛みを軽減する方法がないか?他の治療方法の選択肢を検討したい。などご希望であれば1度ご連絡をいただければと思います。
異なる目線で動物を診察し、治療の選択肢が増えることはとても良いことだと思っています。
もちろん、鍼灸治療でも困難な病気の子は少なからずおります。
しっかりお話をして動物とその家族と向き合って治療ができればと思います。