今月の特集
2017.4「健康診断をしてみませんか?…その2」
本格的な春の到来です。桜の花も散り始めて、暖かい日が続くようになりましたね。お散歩には良い季節ですが、花粉症などのアレルギーの方には散歩が辛くなる時期にもなります。
ワンちゃん達には狂犬病ワクチンの接種などが始まり、外に出る機会が増える時期ですね。
今回は健康診断の内容などを説明していきたいと思います。この時期に動物病院で健康診断を行うことは当たり前になってきました。僕が駆け出しの頃は勤務先で健康診断などは全くありませんでした。予防シーズンの時期に狂犬病とフィラリアの予防を勧めるのみでした。そう考えると動物病院の役割が随分と変わってきたと思います。
動物病院での健康診断のイメージは血液検査をして体の状態を調べることだと思います。それは人間も同じことです。健康診断の基本だと思います。更に追加の検査を行うことで血液検査ではわからないことを調べることも出来るのでお勧めです。その検査は「尿検査」です。人間の検査では血液検査と同時に採尿をして検査をすると思います。その尿検査を動物達にも行うことをお勧めします。採尿は動物をお預かりして院内でもできますが、自宅や散歩中にも行うことが可能です。採尿器をお渡ししますので病院には尿のみをご持参頂き、その場で検査を行い、結果をご説明することもできます。
診察時間や処置なども省略できますので、動物達にもストレスなく済ませることができると思います。
健康診断の内容を変更したり、増やして別の角度から体を調べてみる良い機会だと思います。