今月の特集
2016.10「自然災害時の備えをしていますか?… その4」
季節が秋となりました。今年の夏は台風が日本を縦断することが多く、自然災害について改めて考えさせられました。今月も自然災害時の備えについて話をしたいと思います。
1 クレート、ケージの準備
避難先では自由に動いたりすることが難しい環境下での生活を余儀なくされると思います。日頃からクレート内やケージ内にいても大人しくできるように練習することが大切です。避難先での生活がどのようになるのか、一緒にいられるのか?離れ離れになるのか?散歩などができるのか?わからないことが多々あると思います。そのため、クレートやケージ内での管理ができるようにすることが大切だと思います。クレート、ケージの中が安心できる、落ち着く場所であるという学習ができていれば、避難先でもストレスを感じることが少なくなると思います。
2 普段飲んでいる薬などの把握
もし、自分の大切な動物が普段から服用している薬があるのであれば、どんな薬をどのくらい飲んでいるのか?それも飼い主として十分知っておく必要があります。例えば心臓の薬、アレルギーの薬、ホルモンの薬、痛み止めなどなど。避難先では同じ薬が入手できるのか?薬自体が入手できるのかもわかりません。そう考えると
「うちの子は何のための何の薬を飲んでいるのか?」
「どの位の量をどの位の頻度で飲んでいるのか?」
これは飼い主として知っておく必要があると思います。また、飲み薬でなくても点眼薬や外用薬なども例外ではありません。飼い主として家族として自分の子の状況を知っておくことも大切です。かかりつけの先生に詳しく聞いておくことも大切ですね。