今月の特集
2016.8「自然災害時の備えをしていますか?… その2」
梅雨が明けて暑い日が続いています。熱中症、脱水症状などに気をつけましょう。今月も災害時の備えについて話をしていきたいと思います。
災害時のために準備すべき物
まず、震災時にどのような環境下で生活ができるのか考えないといけません。上手くいけば一緒に避難先で生活できるかもしれません。ですが、その可能性はかなり低いかもしれません。今までの災害時の状況を見ると多くの場合、動物と離れて生活を余儀なくされているようです。どのような環境下でも動物たちにも最低限の生活ができるようにしないといけません。その際に何を準備するべきか?必要な物は何か?を挙げていきたいと思います。
1 水と食餌
動物が普段食べている食餌、水のストックを準備する必要があります。人間の場合、よく耳にするのが3日分の水と食べ物があれば大丈夫と聞きます。ですが、動物たちの場合は最低1週間から2週間分の食餌と水の確保が必要だと思います。普段食べている食餌(ドライフード、缶詰、レトルトフードなど)をあらかじめ準備しておく必要があります。震災があった場合、必ずしも動物用フードを分けてもらえるとは限りません。もし分けてもらえたとしても、そのフードを食べない可能性や食べ慣れていないフードを食べて体調を崩すことも考えないといけないからです。
また、大切な動物が病気やアレルギーなどを持っているのであれば、食餌に関しては更に準備をしないといけません。なぜなら簡単に手に入る物ではない可能性があるからです。
食物アレルギーであれば、体が痒くなったり、嘔吐、下痢などにもなってしまう可能性があるため、食餌の準備はしっかりする必要があります。普段から食餌に気をつけているのであれば尚更です。未開封のフードを一袋準備したり、あらかじめ小分けにしてフードを用意したり、ペットボトルなどに災害用の水を準備する必要があると思います。未開封のフードは使用期限が間近になったものは普段食べるものに変えて、新しく災害用に準備することが大切だと思います。
来月は食餌以外の準備について話をしていきます。