2015.3「健康診断」
今回は投薬の特集から話題を変えて「健康診断」の話をしたいと思います。
これからの春の季節に健康診断をする動物病院が増えると思います。
「健康診断がなぜ必要なのか?」
「うちの子は元気だし、必要ないと思うよ」
という考えの方もいらっしゃると思います。
確かに「健康であればわざわざ検査をする必要ないよね」
と考えてしまうのもわかります。
ですが、動物達も年をとります。それも人間よりも年齢を重ねるスピードがとても早いのです。生後1年では人間で言うと18歳くらいまでに年を取ると言われます。それから毎年1年ごとに4歳ほど年を取ると言われています。
このように年齢を重ねるスピードが早い動物達が健康で毎日いられるためには日頃のケアがとても大切なのです。そのケアをどのようにすれば良いのか?
それを考えて実行するためには「健康診断」が大切になるのです。その子に合った生活環境、食餌や散歩、サプリメントなどを考えてみるのが必要ではないかと思います。
人間も年に1回は健康診断を受けると思います。動物達にも年に1回の健康診断をしてあげてはいかがでしょうか?より良い動物達との生活を楽しむために更に動物病院で獣医師を始め看護士などに耳を傾けて日頃思っている、悩んでいることを聞いてみる良い機会にするのが春の健康診断だと思ってください。
動物病院に出かけてみてはいかがでしょうか?
来月は「動物病院ではどんな健康診断ができるのか?」を話していきたいと思っています。
2015.4「動物病院での健康診断とは?」
気候が良くなり、お出かけには気持ちのよい季節となりました。今月からワンちゃんだと狂犬病の予防接種、フィラリアやノミダニの予防で動物病院に行かれるご家族もいらっしゃるのではないでしょうか?
その際に
「一緒に健康診断はいかがでしょうか?」
というお話があるかもしれませんね。
その健康診断とはどんな内容なのか?何がわかるのか?
そんな話を今月、来月としたいと思います。
動物達の健康診断を考える時に人間の健康診断を連想するのが良いと思います。私も年に1回、健康診断を受けます。その際にどんな検査をするのか書き出してみます。
人間では
「体重、身長、体脂肪、問診、触診、視診、聴診、視力、聴力」
「血液検査、尿検査、胸部レントゲン、エコー検査、心電図」
更に
「内視鏡、バリウム造影、CT、MRI検査」
などがあります。
上記に挙げた検査は動物病院で気軽に出来る検査と出来ない検査があります。
また病院によっても出来る検査と出来ない検査があります。人間では簡単にできる検査も動物には簡単に出来ない検査があります。
そこで
「うちの子にはどんな健康診断が出来るのだろうか?」
と考えるご家族の方もいらっしゃると思います。
そんな時は
「年齢、性別、最近気になっていること」
などを考慮して健康診断を受けてみるのが良いかと思います。
病院によって動物の種類、年齢、性別などによって健康診断の内容を細かく分けているところもあります。
受信された病院で説明を獣医師から説明を受けて、自分の子に合った健康診断をしてみてはいかがでしょうか?
次回は「健康診断でわかる。わが子の身体の状態」について話をしていきます。
2015.5「健康診断でわかる。わが子の身体の状態」
五月晴れとは良く言ったもので、新緑が綺麗で散歩にはとても良い季節になりましたね。すでに動物病院で健康診断を行った子も沢山いるかと思います。まだの子達は是非、動物病院でご相談されてみてはと思います。さて今回も健康診断について話をしていきます。
今回は話を具体的にしていきます。
まず、健康診断で一般的に行うのは血液検査だと思います。
血液検査でわかることは肝臓、腎臓の健康状態、貧血、脱水の状態や炎症反応、特殊な検査では脂質代謝、糖尿病、ホルモンの測定をすることで甲状腺や副腎と呼ばれる臓器の異常なども確認することができます。
他の検査としてはレントゲン検査があります。胸部のレントゲン検査では、心臓の大きさや形、肺の状態、気管の太さや変形などを確認できます。腹部の検査では肝臓や腎臓の大きさ、胃の形、腎臓、膀胱内の結石の有無、前立腺の大きさなども確認できます。
エコー検査では心臓の血液の流れや速度、心臓の筋肉の厚さなどを評価し、心臓の機能の評価をすることができます。腹部エコー検査では肝臓、腎臓、脾臓、膀胱などの大きさ、形や構造、結石の有無、消化管の動きなどを評価できます。
尿検査では膀胱炎、腎臓病、糖尿病、黄疸、尿石症などの有無を確認でき、便検査では消化能力、寄生虫感染の有無、腸内細菌の状況などを確認できます。
どの検査をどのようにして、さらにどこまで実施するかは病院によって異なると思います。その子の年齢や性別、健康状態に合わせて行うことが大切だと思います。
健康診断を希望の方、わからない箇所、項目があれば是非動物病院の先生に質問をしていただければと思います。
2015.6「シャンプーの方法….その1」
6月に入りました。この時期になると狂犬病やフィラリアなどの予防を済まされた方が多いかと思います。これからの梅雨、夏の時期は皮膚病が増えてくる時期でもあります。そんな季節に合わせてシャンプーをご自宅でする機会も増えてくるのではないでしょうか?シャンプーのやり方次第で皮膚、被毛を綺麗に保つことができることをご存知でしょうか?診察でシャンプーの方法について聞かれることもよくあります。今回からはシャンプーの方法を説明していきたいと思います。
お湯の温度
「動物の体を洗うお湯の温度は何℃位にしていますか?」と聞いてみると、湯船と同じくらいの温度で洗っているとよく聞きます。つまり40℃位になります。その位のお湯の温度で動物の体を洗うのには熱すぎると言われています。動物の皮膚は人間の赤ちゃんより薄く敏感であり、湯船と同じ温度のお湯を使用すると直ぐに皮膚の温度が上がってしまうので、痒みや炎症につながることがあります。つまり人間が快適に感じるお湯の温度をそのまま使用することはあまり良くないのです。適正な温度としては30℃前後と言われていますので、ぬるま湯を使用するのが良いと思います。
シャンプーの頻度
「シャンプーはどのくらいの頻度で行うのが良いのか?
室内で飼われているのであれば2週に1回もしくは1ヶ月に1回のペースで良いと思います。もちろん、汚れがひどい場合や皮膚の調子が悪い場合は洗う頻度を上げても良いと思います。洗い過ぎも良くはありません。洗い過ぎは皮膚を外部の様々な刺激から守るバリアーを奪ってしまい、皮膚の状態を悪化させることもあるからです。体を清潔に保つために、体臭を無くすためにと頻繁に洗うことが逆効果になることあるので、洗い過ぎも注意が必要です。
人間と同じような感覚でシャンプーをすることはお勧めできません。その子その子に合ったシャンプーをする必要があります。
来月はシャンプーの方法やシャンプー剤についてお話ししていきたいと思います。
2015.7「シャンプーの方法….その2」
7月も後半ですが、梅雨が明けていません。毎日真夏のような暑さが続き驚いてしまいますね。こんな時期の動物達の皮膚を観察したことはありますか?「ベタベタした感じがする。フケが多い。いつもより体を掻いている気がする」など感じることがあると思います。また「この時期は皮膚が悪くなって飲み薬を処方してもらうことが多い」などもあるかと思います。
●シャンプー剤は何が良いのか?
シャンプー剤はとても種類が多いですよね!ペットショップはもちろん、動物病院でも多くのシャンプー剤を扱っています。「自分の子に合うシャンプー剤はなんだろう?」と悩んでしまうかもしれません。とある患者さんで友達に勧められたシャンプー剤を使用したらフケが多くなり、体を痒がるようになった。と診察にいらした方がいました。他の子に合うシャンプー剤でも自分の子に合うとは限りません。ショップでも病院でもサンプル用など小さく小分けされているシャンプー剤が用意されていると思います。大きなシャンプー剤を購入するのは大変だと思います。まずは、お試しサイズのものを使用してみるのが良いかと思います。また、トリミングに行かれ、その時に使用したシャンプーが皮膚、被毛に良く、香りもよければそれを自宅で使ってみても良いかもしれません。
●シャンプーの方法について
シャンプーの方法については誤った情報が溢れているように感じます。
前回、動物たちに適したお湯の温度について話をしました。復習になりますが、最適な温度は30~33℃位、ぬるま湯と言われています。人間が入る湯船の温度で洗うと熱すぎるので注意が必要です。次にシャンプーの量はどのくらい必要なのか?これは手の平2枚分の面積に対してシャンプー剤を500円玉1枚分の量を取って使用するのが良いと言われています。皮膚、被毛に対してシャンプー剤が少なすぎても多すぎてもよくありません。適切な量とお湯の温度を使用して洗ってあげることが大切です。
シャンプーは1年を通して必要になります。犬種によっては毎月シャンプーカットが必要な子達もいます。自分の子の被毛や皮膚の状態を見ていただき、その子にあったシャンプー剤を使用していただくのが必要かと思います。
2015.8「体をつくる栄養について」
8月に入りました。本当に暑い毎日が続いています。外に散歩に行くのも辛いですよね。今月からは動物たち、さらに私たち人間にも必要な栄養について簡単に話をしていきます。
ドッグフード、キャットフードの袋の裏を見ると色んな成分が書いてあります。この成分を見ても全てを把握して理解することは難しいと思います。僕自身、沢山あるフードの中で「どれが良いか?」と聞かれてもなかなか上手く答えられません。そんな際には「美味しそうに食べて、しっかり排便、排尿をしてくれることが大切」とお話しします。それでは曖昧だということであれば、フードの成分を少しずつここで話をすることでフードの選択にお役に立てればと思っています。少しずつ、簡単に話をしていきます。
今回は…
「オメガ3、(必須脂肪酸)」についてです。
必須脂肪酸であるオメガ3というと私たち人間の食べる食物やサプリメントにも記載がされていると思います。通常は大豆油やアマニ油などの油に含まれるものです。他にも野菜や果物などにも含まれています。オメガ3は体内でEPA、DHAに変換されます。このEPAやDHAは人間では悪玉コレステロールを下げて善玉コレステロールを増やすと言われています。また血圧を下げる効果もあるとも言われています。さらに動物達では皮膚からの水分の損失を防ぎ、皮膚バリア機能には欠かせないものであると言われています。
フードやサプリメントを見た際にはオメガ3、EPA、DHAと記載があるか確認してみてはいかがでしょうか?
2015.9「体をつくる栄養について…その2」
9月に入りました。あれだけ暑かった日は何処へ行ったのか?と思ってしまうような雨が毎日のように続き、洗濯物が乾かず困っていました。その雨の日々も終わり、ようやく秋空が見られる毎日になりましたね。
今月も「体をつくる栄養について」話をしていきたいと思います。
今回は体にとても大切な蛋白質について話をします。蛋白質は体をつくる元になる大切なものです。蛋白質は私たち人間も何気なく普段口にしている食べ物の中にたくさん含まれているのは良くご存知かと思います。もちろん、動物たちにも大切なものとなります。その蛋白質は大きく分けて動物性と植物性蛋白質に分けられます。動物性蛋白質は牛、豚、鶏、羊や魚肉、卵などに多く含まれています。植物性蛋白質は小麦、トウモロコシ、大豆などに含まれています。人間はこれらを毎食の食事に少しずつ分けて効率よく食べることで栄養バランスを満たすことが可能です。ですが、犬や猫たちはそうはいかず、人間と同じように少しずつ分けて食べたとしても効率よく栄養バランスが採れません。そこで毎日上手に摂取できる方法として総合栄養食としてのドッグフードやキャットフードが誕生し、バランス良く蛋白質を摂取することが可能となりました。
蛋白質はそのままの原料で食べたりするよりも加工することによって消化率が向上することが知られています。蛋白質の種類によっては消化率が9割以上も向上することがあるようです。
次回は「蛋白質その2」の話をしていきます。
2015.10「体をつくる栄養について…その3」
蛋白質について…その2
蛋白質は体に吸収されるとアミノ酸に分解されます。動物には体内で合成することができないアミノ酸があり、それを「必須アミノ酸」と言います。その必須アミノ酸の種類や数は動物種で異なります。その必須アミノ酸を確実に体に取り入れることが健康の維持につながります。
動物に必要な必須アミノ酸は….
犬の必須アミノ酸は10種類
猫の必須アミノ酸は11種類
と言われています。
猫の必須アミノ酸は犬に比べて1種類多くなっていますが、その1種類にタウリンがあります。ちなみに人間の必須アミノ酸は9種類と言われています。
体にとって大切な蛋白質であるアミノ酸ですが、体調が良くない、特定の病気になっている子には反対に蛋白質の摂取を制限することが必要であり、特定のアミノ酸を食事からではなく、サプリメントなどで摂取することで体の維持をすることも必要となります。
では、どんな時に蛋白を積極的に摂取するのが良いのか?また控えるべきなのか?
次回お話をしていきたいと思っています。
2015.11「体をつくる栄養について…その4」
蛋白質について…その3
前回まで動物の体を作る蛋白質について話をしてきました。その大切な蛋白質も何かしらの病気にかかっている場合、積極的に摂取すると体にとって良くないこともあります。どのような時に積極的に体に取り入れるべきなのか?どのような時に控えるべきなのか?話をしていきたいと思います。
1、蛋白質を積極的に取り入れるべき時
1. 成長期の子犬、子猫に対して
動物が赤ちゃんの場合(生後4ヶ月以内)、蛋白質の摂取は大切なのですが、消化が上手く1度に多くの食餌を取ることができないため、食餌の回数増やすことと脂肪の消化が良いためカロリーを上手く取る必要があります。子犬、子猫になって(生後4ヶ月以降)は成長が緩やかになり、蛋白質の消化が良くなるため、カロリーや脂肪から蛋白質の摂取を目的とした食餌に変えていくことが大切です。
2. 皮膚や被毛の健康維持のために
1日の蛋白質の必要摂取量の約30%が皮膚や被毛の成長、維持に必要なケラチンの合成に使われると言われています。蛋白質を上手に摂取できないと皮膚のトラブルを起こすことがあります。
3. 減量や体重の維持のために
脂肪を減らしながら筋肉の量を減らさず、維持することを目的として摂取する。高蛋白質で高食物繊維の食餌を与えることによって満腹感を保ちながらカロリーを減らす方法が大切です。更に排便の回数と量が増えることで体重の減少につながります。
次回は「蛋白質の摂取を制限する必要がある場合」について話をしていきます。
2015.12「体をつくる栄養について…その5」
蛋白質について…その4
今回は大切な蛋白質が体にとって害となってしまう病気について話をしていきたいと思います。
ですが、全く蛋白質を摂らないわけにはいかないので、その点についても話をしていきたいと思います。
蛋白質の摂取を制限する場合
①腎臓病の子に対して
腎臓は尿を作り老廃物を排泄するとても大切な臓器です。尿は血液から作られます。血液には水分、血球成分、蛋白質、ミネラル、ブドウ糖などからできており、その中に老廃物も含まれています。その血液の中から老廃物だけを選んで排泄する役割が腎臓にはあるのです。通常であれば蛋白質は体内に再吸収されるものですが、その腎臓に障害が出てくると尿の中に蛋白質が排泄されるようになります。そのため、蛋白質を健康な子と同じように摂取させていると尿の中に蛋白質を排泄させてしまう可能性があるのです。腎臓の機能が悪化してくるとその蛋白質が尿毒症という状態を引き起こす原因の1つになり得るのです。ですので、蛋白質を制限するような食餌を与えることが必要になります。
②肝臓の病気がある場合。腹水や高アンモニア血症などがある場合
肝臓の大切な働きの1つに、蛋白質を代謝する働きがあります。食餌の中に含まれる蛋白質は小腸でアミノ酸に分解、吸収され、肝臓で体を構成する蛋白質に組み替えられます。その肝臓の障害が起こると合成される蛋白質が減るため、血液中の蛋白質(アルブミン)も下がり、最悪の場合、血液の成分が腹水として認められることもあります。さらに体内のアンモニアを分解することも出来なくなるため、体内にアンモニアの濃度が上がることが知られています。そのような場合でも蛋白質摂取の制限、蛋白質の種類(アミノ酸の種類)を考えて食餌を与える必要があるのです。
上記のような蛋白質の摂取を制限する場合が実際にあります。特に何かしらの病気になってしまい、蛋白質の摂取を制限されているときは特別な食餌に変える必要があります。その際には一般的なドッグフードやキャットフードなどではなく、療法食やサプリメントなどを与えなければいけない場合もあり、専門的な知識が必要になります。手作り食であると必要な量を上手く摂取できていない場合があります。
2016.1「体をつくる栄養について…その6」
脂肪について…その1
今回からは脂肪の話をしていきます。
脂肪の役割は体のエネルギー源として、またホルモンの分泌に必要な栄養素であり、体調を整える働きなどをします。また蛋白質や炭水化物よりも多くのエネルギーを含みます。そのため、過剰な脂肪の摂取は肥満の原因となるため、注意が必要です。摂取する脂肪は大きく2つに分けられ、1つは動物性脂肪、2つ目は植物性脂肪に分けられます。動物性脂肪はバター、ラード、魚油などが知られており、植物性脂肪は大豆、麦芽、亜麻仁油などが知られています。食べ物から摂取した脂肪は小腸で分解され吸収されます。その際にグリセリンと脂肪酸に分解されエネルギー源として利用され、再度脂肪に合成されます。吸収された脂肪酸は「飽和脂肪酸」「不飽和脂肪酸」に分けられます。
脂肪の栄養素としての役割は、高いエネルギー源であり、効率的に体内にエネルギーを供給します。細胞膜を構成したり、ホルモンや胆汁酸の原料にもなります。脂肪は脂溶性ビタミンを吸収する役割もします。人間では「脂肪=悪者」太る源みたいなイメージがありますが、もちろん、動物でも摂り過ぎれば人間と同じです。ですが、脂肪を適度に摂取しないと体がうまく機能しないことも理解しないといけません。
2016.2「体をつくる栄養について…その7」
脂肪について…その2
脂肪は蛋白質や炭水化物と比べて2.5倍にもなる高いエネルギーを持っていると言われています。体にとってエネルギー供給を行い、更に体の細胞膜の構成成分になるなど様々な働きをするため、とても大切なのです。
では、どんな時に脂肪を積極的に取り入れて、控えるべきなのでしょうか?
積極的に取り入れるべき時
①筋肉の消耗が激しい時
腫瘍やその他の重篤な疾患により、全身状態が悪くなり、体力の消耗が激しくなった際に悪液質という状態を予防し改善を目的として脂肪酸の役割が大切であると言われています。
②慢性腎不全の時
蛋白質の摂取を制限されることが多い腎臓の疾患時に腎臓を保護する目的として脂肪酸が良いと言われています。
③皮膚炎、関節炎
炎症を抑える脂肪酸(EPA/DHA)などが良いと言われています。
④成長期(子犬、子猫)
成長のためにエネルギーを沢山必要とするが、でんぷんの消化能力が未熟なために、エネルギー源として脂肪を多く含む食事が適している。特に肉食動物である猫でこの傾向が強いと言われています。
脂肪の摂取を制限する時
①膵炎
②高脂血症
③減量時
脂肪の摂取制限に関しては病気や体調、減量などで必要になります。飼い主自身で判断して食餌を与えるのではなく、獣医師に相談をして与えるようにしてください。