今月の特集
2012.10 「犬の十戒」について
今月の特集は「犬の十戒」です。
皆さんご存知でしょうか?
僕は獣医大学に入学する前に知る事ができ、当時とても衝撃を受けた文章でした。僕は未だにこの文章をよく読み返します。
動物医療に対して悩んだり、今まで飼って看取った子達、そして今飼っている子に対してどう接して来たか、これからどう接するべきかを改めて考え直すことがきるとても良い文章だと思っています。
犬のみならず、動物を飼育する前に1度読んで頂けたらと思います。動物を飼う上でとても大切な事が書かれていると思います。この文章は多くの方に英文から日本語に訳されています。英訳は載せていませんが、興味のある方はネットで検索してみて下さい。僕も自分なりに翻訳してみました。とても良い文章だと思います。
① 私の命は10年から15年くらいです。あなたと別れる事が1番辛いことです。
あなたが私と暮らし始める前にそのことを覚えてほしいです。
② あなたが私に何を求めているのか理解する為に時間を下さい。
③ 私を信頼してくれることが、私の幸せです。
④ 私を長い時間怒らないで下さい。そして罰として閉じ込めたりしないで下さい。
あなたには仕事や楽しみ、友達がいます。ですが私にはあなたしかいないのです。
⑤ 私に話しかけて下さい。たとえ私があなたの言葉を理解出来なくても
あなたが私に話しかけてくれる時、その声は私に届いています。
⑥ あなたがどのように私に接していたか、私は決して忘れる事はないでしょう。
⑦ 私はあなたの腕を食いちぎるほどの鋭い歯を持っていることを私を殴る前に覚えていて下さい。ですが、私はあなたを咬んだりすることをしないことしません。
⑧ 言う事を聞かない、頑固だとか怠けているからと言って私を叱る前に私が何かで苦しんでいないか考えて欲しい。
もしかしたら、良いご飯を与えてもらっていないとか、長い時間日光に照らされているのかもしれない。または身体が年老いて来てそして弱っているかもしれないのです。
⑨ 私が高齢になっても世話をして下さい。あなたが年を取るのと同じように。
⑩ 最後まで一緒にいて欲しいのです。決して言わないで下さい。「もう見ている事はできない」とか「私はここにいることができない」などと。あなたが側にいてくれることが私の幸せなのです。覚えていて下さい。私はあなたが大好きなのです。