今月の特集
2014.11「クレートトレーニング」について その4
ワンちゃんがクレートに慣れて来たらクレートの中に入るように命令して、入ったら褒めてご褒美を与えて扉を閉めてみましょう。扉を閉めて更に褒めてからご褒美を与えてみましょう。閉めたら直ぐに扉を開けて出してあげることも忘れないで下さい。何故ならワンちゃんの多くは閉められることで不安や恐怖を覚えてしまうことがあるためです。これらの命令に従ったら必ず褒めることと、ご褒美を忘れてはいけません。飼い主さんの多くは褒める事よりもご褒美をあげて満足してしまうことが多く、褒めることを忘れる方が多いからです。これらの訓練を通じてワンちゃんがクレートに入って扉を閉めても問題がなければ、扉を閉めておく時間を少しずつ長くする練習をしてみましょう。
散歩や遊びの後にワンちゃんが疲れたり、落ち着いている時間を見つけて訓練をしてみても良いかもしれません。最初は長くても5分位を目安にクレートに入っている練習をするようにしましょう。
クレートに入る際には「ハウス」という言葉を忘れないように必ず命令をして下さい。「ハウス」という命令がワンちゃんにとって罰になってはいけません。悪い事をして「ハウス」を命令し、クレートに入る練習をすることはお勧めできません。また「ハウス」という言葉でクレートに入っても最初は留守番をさせるような長い時間のクレートトレーニングはお勧めできません。
来月はクレートトレーニングのその5をお話します。