今月の特集
2014.2「子犬のしつけ」について
前回まで誰もが経験する子犬の困ってしまう行動について話をしました。今回からは本格的なしつけについて話をしていきます。
しつけというと前回まで話をした「トイレの失敗」「甘噛み」「物を壊す」などを止めさせることも大切なのですが、今回は子犬達にどのように命令をして従うようにするかをお話したいと思います。この練習も人間とワンちゃんとの絆を作る上でとても大切になります。この時期に色んなことが出来るようになると毎日のワンちゃんとの生活が楽しくなりますので、是非練習をして頂きたいと思っています。
おそらくしつけで1番に出来るようにしたいと思うのは「お座り」「待て」「伏せ」などではないでしょうか?多くの方はご飯を与えるときやオヤツを与える時などに練習をされているのではないでしょうか?
皆さんはワンちゃんに命令するとき「言葉の統一」をしていますか?
例えば「お座り」という命令があります。「お座り」と言ったり、「座れ」と言ってみたり「お座りでしょ!」等と言っていませんか?ワンちゃんに対して必ず「言葉の統一」をして下さい。家族それぞれ「座れ」「お座り」「sit」などとバラバラの言葉を使う事はあまりよくないとされています。必ず家族皆さんで「言葉の統一」をするように心掛けて下さいね。
命令を聞かなかった時には何度も連呼をしていませんか?
「お座り」と言った際に座らなかったとします。そのあと立て続けに「お座り、お座り、お座り」と連呼してみたり、「お座り、お座り、座れ、座れと言ったでしょ!
と言ったりしていませんか?実際にそんな光景をしつけ教室を始め、色んな場所で見かけることがあります。本当であれば命令は「1回のみ」「連呼はしない」「命令の言葉は統一する」がとても大切なのです。
まずは家族皆さんで「言葉の統一」「連呼はしない」「必ず命令は1回」ということを肝に銘じてしつけをスタートしてみてはいかがでしょうか?