今月の特集
2014.1「子犬のしつけ」について
前回に引き続き「子犬のしつけ」について話をしていきます。
今月は「物を噛む、壊す」について話をします。
甘噛みやトイレでの失敗については前回お話をしました。そしてもう1つ皆さんが悩まれることは「物を噛む、壊す」という行動です。
子犬は環境に慣れて来ると色んな物に興味を持ち始めて、触ってみたり、噛んでみて口に入れようとします。そして気に入った物が見つかるとその物に対して興奮して吠えてみたり、何時までも噛んだりします。その行動がとても可愛らしく見えるのですが、エスカレートして破壊行動に繋がったり、食べてはいけない物を口の中に入れて飲み込んでしまうなど、思わぬ事故に繋がる事もあります。
「物を噛む、壊す」という行動は私達人間にとって、そして子犬にとっても良い事ではないはずです。子犬の視線で考えると物を噛んで更に壊してしまう行動は、ととても興味のある形をしている。気になる臭いがする。触ってみると変な動きをして面白い。等々理由があると思うのです。
事故などになる前に、大切な物を壊される前に「噛んで良いもの、いけないもの」をしっかり分けておく必要があると思います。そして子犬が気になって噛んでしまう物は予め噛めない、手の届かない場所に物を移動させることが大切です。
物が壊されて、飲み込んでしまってからでは遅いですから、予防が大切です。
「何故、こんな物に興味があるのだろう?」「壊してしまうのか?」
と私達が不思議に思うものが沢山家庭内にはあるのです。
では、「子犬が興味を持って物を噛んだり、壊していたらどうするのか?」
という答えには、先程お話したように
「子犬が興味を持って噛む、壊そうとしている物は手の届かない場所に置く、移動させる」
ことがとても大切です
噛んでいる物が移動出来ない物であったりする場合は
「その場所に行かせない」
ことも大切な予防方法です。
今までとても興味を持って噛んでいた物が噛めなくなると子犬は他の物を探しだそうとすると思います。その時には「噛んで良いもの、遊んでも良い物」を子犬に渡したり、一緒に遊んだりすることが大切です。
更に「噛んではいけない物を噛んで良い物を交換する」
とお話します。
子犬にとって噛んでいる物はとても魅力のある物なので、それ以上に魅力のある物を用意しないといけません。交換する物はオモチャやおやつが良いと思います。