今月の特集
2013.9「子犬のしつけ」について
今月からしつけの特集の本題に入って行きます。
今回は「子犬のしつけ」についての話です。
子犬を自宅に迎え入れる時期の多くは2ヵ月齢から3ヵ月齢位が多いのではないでしょうか?その時期にワクチン接種などで初めて動物病院を訪れる家族の方も多いかと思います。
診察の中でしつけ相談を受けるのですが、その中でも
「甘噛みで手が傷だらけ」「トイレを失敗する」「物を噛んで壊す」
などなど相談が多くあります。
自宅に迎え入れて1週間位は大人しかったのが、突然性格が変わったかのように
興奮し、凶暴になって、言うことを聞かなくなり、手を噛み始めたなど、これから一緒に生活して行くうえでかなり不安になっている家族の方もいらっしゃいます。
子犬はペットショップ、ブリーダーなどから知らない場所に連れて来られ、最初は不安で恐くて仕方がないと思います。ですが、抱っこしてくれて、食餌をもらい、遊んでくれる家族の方が自分に対して優しく接してくれることを認識するとスイッチが入ったかのように突然、自宅の中で暴れて大変なことになることがよくあります。
このような子犬達の行動が
「うちの子は異常なのでしょうか?」
「子犬を飼うのがこんなに大変だったとは思わなかった」
「一緒にいるのが全く楽しくない」
という診察などで交わされる会話なのです。
診察の中で解決出来ることはその場で話をしますが、それで困難な場合は実際にカウンセリングという形で時間を作って頂き個別にお話をしながら解決していくこともあります。そこから「しつけ」のことを詳しく、そしてどのように「しつけ」
をしていくのか、はじめの1歩がスタートします。
次回は診察やカウンセリングなどでの「しつけ」の話をしていきます。