今月の特集
2013.8「犬のしつけ」について
今月からは「犬のしつけ」についてお話をしたいと思います。少しずつ、簡単な方法からお話出来ればと思っています。
では、今回は病院内での僕と来院した家族との会話での話から...
診察の時、ワンちゃんを飼っている皆さんに
「おすわり」「伏せ」「待て」など出来ますか?
と質問すると「出来ます。一応出来ます」という返事が返ってきます。
では、「食餌やおやつがない時はどうでしょうか?」
と聞いてみると「難しい」「出来ないかもしれない」という返事が多く返ってきます。
「出来る」という返事は「食餌を与える時」「おやつがある時」という限定されている場合が多いように思います。
ワンちゃん達にとって「食餌」や「おやつ」はご褒美でありそれが欲しいため、食べたいために一生懸命「おすわり、ふせ、待て」などをしていることがほとんどのようです。
また、「一言でおすわりや伏せができますか?」
と聞くと「難しい、出来ません」
という返事が多く聞かれます。
「おすわり」「待て」「伏せ」
などを命令しても従わないため、
「おすわり、おすわり、おすわり」
と何度も連呼したり、
「おすわり!おすわりでしょ!座れ!」
などと言葉がどんどん変わってしまうことが多々あるように思います。
また最初は優しい口調だったのが、だんだん激しい口調に変わることもあるようです。そしてワンちゃんは何度かコマンド(命令)を連呼したのを聞いて従う状況が多いようです。
家族の方との意思の疎通が出来て、コマンドを理解していないと何度も言葉を連呼してしまったり、言葉自体が変化してしまうなど起きてしまうように思います。
皆さんはそのようなこと実際にありませんか?
次回からは実際にどのようにしてしつけをしていくのか?をお話していきたいと思います。